エメラルド買取

エメラルドの買取にはダイヤモンドのような数値化できるような明確な基準がありません。そのため、お店によっての経験や査定方針、感覚などで買取価格に大きな差が生じやすいです。また、エメラルド自体の鑑別や評価ができずに、全く値段を付けなかったり非常に低い査定しかできないお店があるのも事実です。つくばや質店では、お客様のエメラルド売却の参考になるよう、特徴や買取基準の説明と買取参考価格例をご紹介いたします。つくばや土浦など茨城県でエメラルド買取をご検討の際にはつくばや質店にご相談くださいませ。

エメラルドの特徴

エメラルドはベリルという鉱物の一種で、緑色の美しい宝石です。5月の誕生石でもあります。エメラルドという言葉は、緑色を意味するラテン語のスマラグダスやギリシャ語のスマラグドゥスに由来します。エメラルドは、比較的硬い宝石であり、モース硬度の7.5から8に相当します。内包物やクラックが多い宝石で、衝撃に弱く、割れや欠けが生じやすい性質です。産地は南極大陸を除く６大陸から産出されます。最も有名なのはコロンビアです。

そのほかザンビア、ブラジル、ジンバブエ、マダガスカル、パキスタン、インド、ロシアなどで産出されます。ほとんどのエメラルドには内包物が多く見られます。傷のない天然エメラルドを見つけることは非常に稀です。また、色や傷など見た目の改善のためにオイルや天然樹脂による含浸処理が習慣的に行われています。含浸処理がされているため、超音波洗浄はしてはいけません。温かい石鹸水の使用が推奨されています。ほとんど流通していませんが、含浸処理をされていない美しいエメラルドは、非常に貴重で希少価値が高いです。

エメラルドの買取基準

エメラルドの買取は、ダイヤモンドと同じように4C（カラット、カラー、クラリティ、カット）を基準に査定します。一般的に買取価格に影響するのは大きさ（カラット）で、カラット数に比例して買取価格が上昇します。次にカラーですが、エメラルドの場合、最も重要視される要素です。最も評価が高いカラーは、適度な濃さを持ちながら透明度が高く、鮮やかな緑色から青緑色の色調で色むらがないものです。

色が薄いエメラルドよりも濃くて透明度があるエメラルドの方が高値で買取できます。カラーは産地に影響されることが多く、コロンビア産エメラルドは美しい色味の石が多く産出されます。また、ザンビア産エメラルドも良質な石が多いと評価されいています。クラリティについては、エメラルドの場合、ほとんどの石に内包物やクラックが多く見られるのが一般的です。本質的なエメラルドの輝きを妨げない内包物は価値に影響しません。エメラルドの輝きに影響を及ぼす内包物やクラックの程度の差が買取価格に影響します。

またエメラルドは、オイルや天然樹脂によるエンハンスメントが一般的ですが、エンハンスメントされていない無処理のエメラルドは、「ノンオイル」と称され、非常に高値で取引されます。
カットは、エメラルドが持つ色や彩度、透明度などの魅力を最大限に引き出す効果を求められます。一般的に、エメラルドカットがその性質にも適しており、市場で最も好まれます。買取でもエメラルドカットが高評価となります。そのほか、スクエア、オーバル、ペアシェイプ、ラウンド、カボションなどがあります。